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ゼミでやりたかったけどできなかったこと


 私の大学時代の友人が鎌倉のある病院でケースワーカーをしていました。彼は大学を卒業してずっと某大企業のサラリーマンをしていたのですが、早めに会社を退職してこの仕事を始めていました。しかも、彼は大船の柏尾川沿いに住んでいて、私が柏尾川沿いを歩いて通勤するときに毎朝のようにすれ違っていたのです。ときどき帰りがけに駅で出会うとそのまま飲みにいったこともありました。飲んでいるときにこんな話が出ました。

 その友人の病院では、長期の入院患者とその家族のために、いくつかの講座を開いているといっていました。手芸とか詩吟とかのコースとともにパソコン教室もあったのです。
 それを聴いて、私はある企画を提案しました。
 それは、高校1年生のゼミの時間として、その病院でのパソコン教室の指導を高校生たちにさせてみてはどうかという提案でした。
 つまりうちの生徒達と一緒にパソコンを学ぶという教室を病院で実施できないだろうかというものでした。高校生の女の子と一緒ならきっと患者さんたちもはりきって勉強するだろうと思ったのです。

 ただパソコンの操作を学ぶだけでなくて、患者さんたちの「自分史」をつくってそれをホームページにするというようなことを目標にやれたらいいと思いました。患者さんたちの人生を聞き書きしながら、それに写真を取り込んだり、ホームページにする技術を身につけていったら、患者さんたちと高校生たちのかなり深いレベルでのコミュニケーションが成立するし、それは患者さんにとっても高校生にとってもとても役に立つのではないかと思ったのです。今だったらもちろんブログにしたでしょう。

 この企画はなかなかいいと友人のケースワーカー氏も賛成してくれました。それで具体的にすすめようとしたら、とても悲しいことにその友人のケースワーカー氏は急死してしまったのです。今から3年ほど前のことでした。

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