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高1ゼミ「コラムを書く」を担当したころ

高1に「ゼミ」という時間があります。今は「総合」の授業になっていますが、これはその前からおこなわれ、もう15年以上の歴史があります。
 私は、今は「飛行物体の研究」というゼミを担当しましたが、10年ほど前は「コラムを書く」というゼミを行っていました。
 毎回、30字×30字の原稿用紙を渡して、それに短い文章を書くことを1年間やりつづけました。生徒は多いときで10名くらい参加してきました。
 わたしはこれを読んで添削をし、コメントを書き、コピーをとって生徒に次の週に返します。いいものは読み上げるよといったのですが、これは生徒に反対されて行いませんでした。

 最初はまあすらすらと書いているのですが、そのうちに「書くネタがない」と苦しむことになります。それで1週間の間に次になにを書こうかと一生懸命に書くネタを探すのです。意図的にテーマを探さないと見つからないところがミソなのです。生活の中で何かいいテーマをみつけ、「この次はこれを書こう」と決めることをしないとその場でいくら考えても書けなくなるものです。

 私自身も、生徒と同じように書き続けました。
 1年続けると、全部で30編のコラム集ができあがります。私はこれを生徒ごとに集めて表紙をつけて製本し、ゼミが終わってから生徒に戻します。かつて製本工だった私の技術が役立つときです。

 このブログをほぼ毎日更新するというのも、このときに身につけた技術がきっと役に立っているのでしょう。
 その日のネタが見つからないと、10年前にゼミの時間に書きためたこの「コラム集」を引っ張り出してそこから書くことにしています。


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高1ゼミ「飛行物体の研究」報告

隣の学校にもありますが、私の学校でも「高1ゼミ」という授業があります。
10年くらい前から希望者を対象に行っていたが、今は「総合」の授業の一環として全員必修の時間となりました。
私はこの時間に
パソコンによる創作」
コラムを書く」
インターネット研究」
を過去に行ってきましたが、ここ3年は
「飛行物体の研究」
というゼミを行っています。

このゼミでは、他に
「護身術」
フットサル入門
ゴルフ入門」
伝統文化の研究」
「玉縄城の歴史」
などがあります。

私の「飛行物体の研究」の参加者は今年は9名でした。
5名以上集まらないと成立しないのです。去年は成立しませんでしたが、今年は何とか成立しました。

このゼミで行ってきたことを紹介しましょう。
一部はすでにこのブログでも紹介しています。

1.回転落下(くるくるまわって落ちていく)から回転浮遊へ
2.ブーメラン
3.折り紙飛行機
4.ペーパーグライダー
5.プロペラ飛行機
6.スカイ・スクリュー
7.凧・カイト

他に
ラジコン飛行機、ラジコンヘリコプター
マッチ棒ロケット
ペットボトルロケット、
100メートルもとぶロケット
あたりも考えていたのですが、これは残念ながら時間切れでした。

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卒業生に送る詩「生徒諸君に寄せる」宮沢賢治

私が高3の担任をしていたとき、卒業生に贈った詩がある。
宮沢賢治の次のような詩である。


生徒諸君に寄せる  <宮沢賢治>

 この四ケ年が
 わたくしにはどんなに楽しかったか
 わたくしは毎日を
 鳥のように教室でうたってくらした
 誓っていうが
 わたくしはこの仕事で
 疲れをおぼえたことはない

 諸君よ紺いろの地平線が膨らみ高まるときに
 諸君はそのなかに没することを欲するか
 じつに諸君はその地平における
 あらゆる形の山岳でなければならぬ

 諸君はこの颯爽(さっそう)たる
 諸君の未来圏から吹いてくる
 透明な清潔な風を感じないのか

 それは一つの送られた光線であり
 決せられた南の風である
 諸君はその時代に強いられ率いられて
 奴隷のように忍従することを欲するか
 むしろ諸君よさらにあらたな正しい世界をつくれ
 宇宙は絶えずわれらによって変化する
 潮汐や風
 あらゆる自然の力を用いつくすことから一足進んで
 諸君は新たな自然を形成するのに努めねばならぬ
 新しい時代のコペルニクスよ
 あまりに重苦しい重力の法則から
 この銀河系を解き放て
 新たな時代のマルクスよ
 これらの盲目な衝動から動く世界を
 すばらしく美しい構成に変えよ

 新しい時代のダーウィンよ
 さらに東洋風静観のチャレンジャーにのって
 銀河系空間の外にも至って
 さらに透明に深く正しい地史と
 増訂された生物学をわれらに示せ
 衝動のようにさえ行なわれる
 すべての農業労働を
 冷たく透明な解析によって
 その藍いろの影といっしょに
 舞踊の範囲に高めよ

 新たな詩人よ
 雲から光から嵐から
 新たな透明なエネルギーをえて
 人と地球にとるべき形を暗示せよ


  この詩の「キャレンジャー」とは、1872年から1876年にかけて太平洋各地や大西洋の南半球部分で学術調査を行なったイギリスの海洋調査船「チャレンジャー(挑戦者)」のことである。
 ずっとのちに米国で打ち上げられたスペースシャトルもチャレンジャーと命名されたことを思い出す。

 この詩は「春と修羅」におさめられたものであるが、原作は宮沢賢治の詩作ノートのすみに書かれたものであり、未整理未完成だったものもある。

 この詩のスケールの大きさが何ともスゴイ!としか言いようがない。
 そういえば私もこの仕事で疲れを感じたことはない。

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